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★Do not steal the paintings!
★Non rubare i dipinti!
★Ne pas voler la peinture!
★Не кражи картин!
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「白縫譚」を読む前に色々と想像してはいたのですが、どうも実際読んでみると、その違いに「ほほぅ+」となってしまう。
初編の出だしは「源氏物語や水滸伝みたいに立派なものは書けないが、まぁ、自棄になってと言うわけでもないけれど思いついた物語があるから聞いてみてくれない?
主人公は七草四郎と若菜姫っていうんだけどね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダブル主人公!?
しかも作者語りの次の挿絵では若菜姫と一緒に敵となると思っていた七草四郎=春之介=春吉が描かれている。おぉう、そう来たか・・・。またその絵では若菜姫は蜘蛛に乗り、手には巻物をもっているのですが、七草四郎は髑髏を口に加え、釣鐘を抱えあげている。姫は空から、四郎は海からの登場。二人は対となっているのかな?もうこれだけでテンションがあがる。
さて、物語の最初は今をときめく筑紫の太守、菊地貞行が鐘の岬で舟遊びをしていたことから始まります。貞行は「確か二十年ぐらい前にここの沖を荒らしつくした海賊を、父上が退治したわけだが、賊徒の大将、丁礼は釣鐘を抱えて入水しおったらしい。それいら夜な夜なその場所から奇妙な光が出るのだというが・・・どれ、その釣鐘を引き上げれば静まることだろうよ。近辺の海人に告げよ、釣鐘の竜頭に綱をつけてきたものに褒美をとらせるぞ、と。」
下知が下ると同時に、貞行らの舟に一艘の船が近づいてくる。
「私はこの浜で漁師をしている網作の息子、春吉と申します。老いた父に代わり、私が竜頭に綱をかけてまいります。」
と、言う。海に飛び入ろうとする春吉だったが、
「前髪のとれねぇ小童に任せられるか」と、漁師仲間の鮫七と鱶八が邪魔をしようとしたがそれらを蹴散らすと春吉は海へと飛び込んだ。
しばらくして、春吉は見事に竜頭に綱をかけて浮上してきた。その綱を他の者共で引っ張りあげようとしたが、水際まで引っ張り上げたときに綱は切れてしまい。鐘を引き上げることは出来なかった。
「まぁ、引き上げることは出来なかったが、竜頭に綱を結ぶという約束だったな。後日褒美をとらす。しばし待て」
そう告げた貞行は、そのときにみた春吉の類稀なる美男ぶりを始終忘れることはなかった・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お稚児だな;これは完璧なるお稚児フラグだな。まぁ、別段それが当たり前の時代なんだけれどね。
さて、これからなんだけど・・・まぁ、あまり長くなってもいけないので今日はこれまで。私も読み進めている最中なので(上中下の上を読んでるのですが、それでも900pあって、口語訳なのでゆっくりとしか読めてないっす)、内容がチグハグするかもしれません。長い目で見てやってくださいね。
それにしても・・・面白すぎる。
初編の出だしは「源氏物語や水滸伝みたいに立派なものは書けないが、まぁ、自棄になってと言うわけでもないけれど思いついた物語があるから聞いてみてくれない?
主人公は七草四郎と若菜姫っていうんだけどね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダブル主人公!?
しかも作者語りの次の挿絵では若菜姫と一緒に敵となると思っていた七草四郎=春之介=春吉が描かれている。おぉう、そう来たか・・・。またその絵では若菜姫は蜘蛛に乗り、手には巻物をもっているのですが、七草四郎は髑髏を口に加え、釣鐘を抱えあげている。姫は空から、四郎は海からの登場。二人は対となっているのかな?もうこれだけでテンションがあがる。
さて、物語の最初は今をときめく筑紫の太守、菊地貞行が鐘の岬で舟遊びをしていたことから始まります。貞行は「確か二十年ぐらい前にここの沖を荒らしつくした海賊を、父上が退治したわけだが、賊徒の大将、丁礼は釣鐘を抱えて入水しおったらしい。それいら夜な夜なその場所から奇妙な光が出るのだというが・・・どれ、その釣鐘を引き上げれば静まることだろうよ。近辺の海人に告げよ、釣鐘の竜頭に綱をつけてきたものに褒美をとらせるぞ、と。」
下知が下ると同時に、貞行らの舟に一艘の船が近づいてくる。
「私はこの浜で漁師をしている網作の息子、春吉と申します。老いた父に代わり、私が竜頭に綱をかけてまいります。」
と、言う。海に飛び入ろうとする春吉だったが、
「前髪のとれねぇ小童に任せられるか」と、漁師仲間の鮫七と鱶八が邪魔をしようとしたがそれらを蹴散らすと春吉は海へと飛び込んだ。
しばらくして、春吉は見事に竜頭に綱をかけて浮上してきた。その綱を他の者共で引っ張りあげようとしたが、水際まで引っ張り上げたときに綱は切れてしまい。鐘を引き上げることは出来なかった。
「まぁ、引き上げることは出来なかったが、竜頭に綱を結ぶという約束だったな。後日褒美をとらす。しばし待て」
そう告げた貞行は、そのときにみた春吉の類稀なる美男ぶりを始終忘れることはなかった・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お稚児だな;これは完璧なるお稚児フラグだな。まぁ、別段それが当たり前の時代なんだけれどね。
さて、これからなんだけど・・・まぁ、あまり長くなってもいけないので今日はこれまで。私も読み進めている最中なので(上中下の上を読んでるのですが、それでも900pあって、口語訳なのでゆっくりとしか読めてないっす)、内容がチグハグするかもしれません。長い目で見てやってくださいね。
それにしても・・・面白すぎる。
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